2021/12/21

俺のアラスカ

Amazon のPrime Videoで「Life Below Zero(氷点下で生きるということ)」をシリーズ8まで観ていたので、書かれているアラスカの風景や道具が目に浮かび上がってきて読みやすかった。他方、迫力不足の印象。語りの文章化だけでは迫力(自然や生活の厳しさ)を伝達できないようだ。でも、40-30年前にこんな日本人がアラスカの僻地で逞しく生活していたこと、豪快な笑い声から人柄・気質が伝わってくる。伊藤さんの元奥様・すずきひさこさんの「あとがき」から、この本に対する冷静で愛情のこもった思いも伝わってくる。豪快さの後の冷静さで、この本の価値は更に一段上がった。「ママは陽気なアラスカン」も読んでみたいが。