2023/05/03

CAドライブとトレイル散策

新型コロナが下火になってきたので、3年ぶりにカルフォルニア州へ向かう。今回はSFOからMariposa(Yosemiteへのアクセスタウン、4泊)へ行き、Yosemteのトレイル歩きを楽しむ。その後、CA99を南下してMojaveで休憩して、シエラネバダ山脈の東側に回って、US395のパノラマ街道を北上(Lone Pineで一泊)する。更に、ネバダ州の境まで北上してからSFOに戻る(途中一泊)計画だ。6泊7日、総距離は約1,600Kmだ。

SFO→ US101→ CA152→ CA140→ Mariposax4→ CA99→ CA58→ Mojave→ US395→ Lone Pinex1→ US395 → CA88→ CA89→ US50→ Cameron Parkx1→ US50→ I80→ US101→ SFO


4/23  

 昨晩、23:45にアンカレッジから到着(アラスカで1週間釣りを楽しんだ)。SFOで夜を明かするつもりだ。0:00 Level1のDelta航空カウンタ前の椅子へ(Terminal 2 , Dエリア )。すでに3名の客がいた。カウンターは閉まっていて静かだ。椅子に長時間座ったままで体を動かさないので、結構キツイ。足下が寒くて、隣の人は毛布みたいなものを体に巻いているが足をブルブル震わせている。キャリバッグのダウンジャケットを取り出して着る。Alaskaの釣り用に持っていて使わなかった使い捨てカイロがキャリバッグ奥にあることを思い出す。隣の人に2個あげた。使い方がわからないようなので、シールを剥がして渡す。3:00を過ぎると、乗客が結構カウンター前に並び始めて騒がしくなってきた。子供や老人もいる。足下は相変わらず寒い。


4:00 Alaska 航空前のロビーに移動する。こちらにも結構な人の流れがある。4人用椅子の端に座る。2つ隣の椅子は障害者用ですでに一人が座っていた。その近くにもう一人(同伴者)が立っていた。しばらくして、同伴者が携帯を操作し始めた。すると空港内専用の車椅子を持った係員が現れ、何やら携帯を操作して(精算?)から車椅子の後ろを押して何処に消えて行った。2時間ほどの間に、同じ方法を行う5名の車椅子利用人を見かける。6:00 睡魔のピークを超えたが、体は寒くて、頭はボーッとした感じだ。レンタカーの受取りは10:00なのでまだ4時間もある。また場所を移動することにした。


    静かな場所を見つけた。その場所はDeltaとAlaska航空のカウンターの間の奥で、広いスペースがあり、搭乗客の出口の1つになっている。椅子とテーブルが3島分配置されていて、近くにトイレもある。時々、空港内の警察官がセグウェイを華麗に乗り熟してパトロールして行く。かなりの速度で通り抜けて急停止。その動作がスムーズで安定している。スマートで近未来的光景だ。


9:30 レンタカーを引き取る。カウンターで、Yosemite行くならこれがいいと言って、トヨタ/カムリを勧める。予定していた車よりワンランク上だ。サンフランシスコに帰ってくる時、橋を通るので通行料がいる。帰ってきてからこのサイトをチェックするように言われた。


10:30 予定通り、US101を南下してGilroy経由でCA152に入り、Mariposa を目指す。ところが、Gilroyへの出口を一つ手前の出口で降りてしまい迷走。郊外の家の近くにいた2人に聞く。10代の兄弟か?US101に戻り南下。Gilroyを過ぎると、CA152の道端にフルーツ直販所が目立ってきた。その一軒に停車して、ナツメヤシ(Date)、マンゴウ、イチゴを購入する。アメリカのフルーツは甘過ぎなくて、実がしっかりして、食べ応えがある。そして安い。Los Banos を過ぎてから、CA152からCA59に入りMercedへ向かう。その中間点でE Sandy Mush Rdに入り、US140が通るPlanadaを目指すのだが、今回のルートでは「畑の真ん中を通る」田舎道だ。途中で案の定、道に迷う。一本道と思っていたE Sandy Mush Rdが途中T字で分岐していた。これは想定外(後に分かったことだが、T字路は進路を迂回するためのもので、E Sandy Mush Rdは一本道だった)。



ここを左折。こちらは更に細い一本道。広大な畑の真中を進む風景が続く。道路脇に家は疎らで、人影もない。500mほどゆっくり進んで、やっと1軒の家近くに人を発見。30代の男性だ。「Yosemiteへ行きたいんだけど、道に迷った」というと、スマホを取り出して地図で現在位置とルートを教えてくれるが、画面が小さい。地図上の道と、実際に見える道が、中々合致しないで、「??」の顔をしていると、「俺の車について来い」と言う。彼の車の後をついて行く。15分くらい運転して停車。「あれが140だ。Yosemiteまで2時間だよ」と親切に教えてくれた。お礼を言って「どこかでまた会ったら、ビールおごるよ」と言って別れた。


   CA140に入れば、MercedからMariposaまで30分ほどだ。風景は、幾つもの丘を越えて徐々に高度をあげる上げて行く感じで、風景が変化して行く。Mariposa に近づくと、すっかり渓谷の入口の雰囲気がする。6年前にYosemiteに行ったときはOakhurst に宿をとった。今回はMariposaだ。これが大正解てあったことが後に分かる。。


15:00 今日の宿、Mother Lode Lodge に到着。事前に案内があったように、Officeはロックされていて、掲示板に客宛の封筒があるだけだった。部屋はかなり昔風で、ルームサービスも一時停止していると言う伝言があった。初日の泊客は2人だけ。今日は洗濯物が溜まっているので、近くのランドリーへ洗濯に行く。機械の使い方がわからなかったので、洗濯が終わるのを待っていた人に聞く。25セント硬貨を入れてメニューで、洗い方を選択。3.5ドル/回だ。乾燥機はコインの枚数で時間を設定。乾燥が足りない場合はコインを追加して乾燥させる。夕方、スーパで食料購入。スーパには年配者が多い印象。デリで夕食と明日の朝食を購入。


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9:00  Yosemiteへ向かう。歩きたかったトレイルは雪で閉鎖。その他のトレイも雪で閉鎖されていた(想定内)。四マイル・トレイル入口をブラブラして写真を数枚撮る。


10:00 宿に一旦戻る。4月下旬のYosemiteのトレイル歩きは4年前のように可能な年もあるが、閉鎖されている確率のほうが高い。第2案は、標高を下げてCA140周辺のトレイルを歩くことだ。春の野花が美しく咲いているトレイルは何本もあるが、Hite Cove trailとMerced river trailに決定。ネット上にある情報(アクセクポイント、トレイルの状態、経験談など)をチェック。

15:00 宿のパンフレットにあった博物館へ行って見た。Mariposaのような小さな町に「博物館?」はちょっと違和感があった。町の案内マップには「Historic Mariposa」とか「Old Town

とかという文字が目につく。特に興味があったわけではなかったが、何気なく博物館へ行ったのは大正解だった。カルフォルニアのゴールドラッシュ時代の写真や当時使っていた鉱山用の様々な道具が色々と展示してある。受付の女の子が、とてもわかりやすく、親切に色々と教えてくれる。入場料は不要だが、寄付という形で受付けるということ。


入口の箱に$5入れた。館内には、Mariposaの歴史、当時の鉱山用工具、日常生活品、手紙や書類、中国人移民のことが、所狭しと展示してある。ちなみに、Mariposa とは「」のこととか。宿泊している宿はMother lodeだが、単なる「お母さんの宿?」くらいに思っていたが、英語では「主鉱脈、鉱物が豊富な場所」の意味があることも、ここで初めて知った。当時、Mariposa Countyはカルフォルニア州内で最大面積のCountyであったと言う。Mariposaは歴史ある町であることを初めて知った。館内を一通り巡ってから、帰りに歴史がわかる本を一冊を購入した。先程の受付?嬢が「どうでした?」と聞いてきたので、「とても面白かった。この博物館に来て良かった。Mariposaの理解が深まったよ」と率直は感想を言っておいた。


 また、滞在して分かったことだが、Mariposaは近くにMerced川が流れていてリクレーション環境として最高の位置にある。町議会でも、2023年にMerced 川沿いのリクレーション環境整備が本格化すると言う話だ。


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7:00 起床。シャワーを浴びる。何故か火災警報器が作動してビービー警報音が鳴るが、隣の部屋から誰も飛び出してこない。珍しいことではないのか?5分程で止まった。

9:00 Hite cove trail を目指して出発する。車は、昨日ガソリンを満タンにしておいたので安心だ。場所はMariposaからCA140のYesemite方面に進み、車で30分ほどの場所がトレイル入口だ。Mariposaから20分ほどで風景は丘から渓谷に変わり、そこを流れるMerced川沿いのCA140を更に進む。目印は右手に見える宿Red Bud  Lodgeで、TrailHeadはその脇にある。車を道路反対側の空きスペースの日陰に駐車。既に1台車があった。6〜7台駐車可能。


 天気は快晴。雲1つない青空だ。薄く笹濁り色が所々で白波を立てながら流れるMerced川の支流South Fork Merced を右眼下に見ながら、人1人がやっと通れるくらいの狭いトレイルを進む。トレイルから川まで数十mの高さがありそうだ。特にトレイルの出だしは、急峻な崖と標高差を感じる。高所恐怖者にはちょっと辛くこの先が不安になるが、歩みを進めると恐怖心は薄らいで行く。トレイルは山の斜面の中間部を通っているが、アップ・ダウンは小さくてなだらかだ。川辺近くまでゆっくり高度を下げる場所もある。川の水量は雪解け水で春に多く、夏、秋には半分くらいになるようだ。最も厳しいのは、地形よりも直射日光だ。トレイル沿いに日よけになる樹木が殆どない。日除け付きのキャップ、ハイキングシューズ、リュック、ジップシャツ、サングラス、そして1Lの水を持ってきたが、理由あってスボンは寒冷地仕様なので暑い。


 1時間ほど進んで、Swirly Rock(渦巻岩)を過ぎたあたりで引き返す。来るときはトレイルでは老夫婦?を追い越し、帰りには別の4人とすれ違っただけで、閑散としている。贅沢な時間だった。山側斜面には黃、紫(Bush Lupine,ルミナス)、橙色などの野花が点在。心が和む。最盛期には、川、山、花の三位一体で「見事な景観になる」ことは容易に予想できる。ハイカーの目的もこの景観を堪能するためだろう。みんな軽装でスタスタと軽快にすれ違って行くが、「水分補給は大丈夫?」「暑くないの?」などと思いながら車に戻る。



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今日はMariposa 最後の日だ。明日はLone pineに向けて出発する。9:00 宿を出て、Merced River trailを目指す。MariposaからCA140をYosemite方面に20分ほど進み、 左手にBriceburg visitor center(小さな石造りの建物)が見えたところから車を侵入させる。ちょうど左手にはMerced川の流れが見え、ここから広い河原へ降りることもできるがこちらはカヌーやカヤックーする人が使う小道だ。トレイルへは河原に降りないで、建物のすぐ右の一車線の細い舗装道路を進む。進むとすぐに川を渡る橋がある。これを渡って左側に車数台駐車できるスペースがある。ここから川沿いに上流に向けてトレイルが走っている。また、橋を渡って左の砂利道を進むと、上流に素晴らしい景観と環境のキャンプ場が3箇所あるが、その先にトレイルが下流に向けてある。

 キャンプ場には数名のキャンパーがいた。自然いっぱいの素晴らしい環境で、ゆったりした時間を楽しんでいるようだ。キャンプサイトは数名のグループでキャンプできる島が、日陰のできる樹木は挟んで数十メートルほど離れて点在している。写真のように、一つの島は日陰ができる樹の下に、鉄製のバーベキュー窯、マキ、熊よけの鉄製の食料保管箱が設置してあっる。この樹木の日陰、プライバシーを考慮した島間の距離、そして渓谷を流れる美しいMerced川、この3つのバランスが素晴らしい。

 下流のトレイルもMerced 川沿いに走っているが、川と10mの高低差があり道幅は車1台分だが、所々に路側帯があるので車のすれ違いは問題ない。むしろ、キャンパーたちが犬と一緒に散歩してたりするので、カーブなどはゆっくり運転必要がある。このトレイルにはゴールドラッシュ時代の採掘や鉄道跡があると聞いている。トレイルの左側にMerced川が、右側は崖の斜面になっている。ここにも黄色、紫、赤の草花が咲き乱れていて、やはり日光を遮る樹木が少ない。キャンプで訪れた人は皆んなトレイルを歩くようだ。かなりの軽装で、年配の人も家族と一緒に歩いている光景が印象的だ。このトレイルと上流のトレイルをそれぞれ30分ほど歩いてみたが、真っ青な空と直射日光が強烈で、トレイルの途中でギブアップしてしまった。


8:00  Mariposa からMojaveに向けて出発。天気は快晴だ。CA140をMercedに向けて出発。Merced の少し手前で左折してCA99を目指す。周辺が畑で、道路は一直線だ。しばらくは走ってCA99に入る。あとは1.5時間ほど走ってBakersfieldでCA58に乗り変えてMojaveまで進むだけだ。Mojaveに近づくに連れて、景色は荒れ果てた荒野っぽくなってきた。砂漠地帯で緑が少ない。


12:00 Mojaveに到着。樹木のない丘の上に100機以上の風車がゆっくり回っている。印象的な光景だった。郊外には1Km四方の敷き詰められた大規模な太陽光パネルも見える。ここは砂漠の平地で、一方は丘に囲まれていて風力発電と太陽光発電に適した地形のようだ。人口4千人くらいだろうか。


ここは、トムクルーズ主演のトップガン(マーベリック)の撮影に使われた場所だ。トムがバイクで一直線の道とをかっ飛ばすシーンを思い出す。航空宇宙空港に使わなくなった旅客機が50機近く放置されていて、旅客機の墓場といった光景も印象的だ。GSで軽食を取り郊外で写真を数枚撮ってから、今日の宿Lone Pine (一本松)を目指す。



 広大な荒野の中に延びる片側2車線の高速道路をぶっ飛ばす。といっても、右側車線で70マイル(112Km/h)走行だ。左にシエラネバダ山脈の山並みが屏風のように聳え立っている。その脇を片側2車線のフリーウェイーが2本延々と延びている。ビュンビュン飛ばすが、片側二車線の車は同じ方向に向かっているので恐怖感は小さい。ほとんどの車は時速70マイル(約110km/h)だろう。もっとスピードを出す車があっても良さそうだが、そうゆう車はほとんどない。また、5,000ccを超えるようなピックアップトラックや大型貨物トレーラも高速で爆走する。いかにもアメリカ的だ。途中、道路脇にパトカーが停車しているのを2度見かけた。Mojave から変化の少ない光景を、高速で遠くに見ながら2時間弱でLone pineに到着。

 


16:00 宿の裏手(山側)の高台へ出かける。車で20分ほど。クルマが数台駐車しているが、近くに人影がない。どこかのトレイルへ出かけているようだ。ここは事前に調べていなかったので、情報がない。標識もない。ただ奇岩が多いようだ。多くの映画の舞台になった場所とか。。確かに西部劇でよく目する光景を思い出す。遠くに水が干上がって白く輝くOwens Lakeが見えた。




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7:00 Lone Pineを出発。途中、Manzanar に寄る予定であったがBishopを通過してしまった。見落としてしまったようだ。道路脇に標識が無かったと思うが。。引き返す気にならず先へ進む。アメリカの道路標識は「通り」名の標識をよく見るが、町の地名の標識をあまり見ない。高速で長距離ドライブをしていて、自分がどの辺にいるのかわからなくなること、度々。

Bishopを過ぎると、US395は高度を上げていき、積雪のある山の斜面が間近になる。このルートは3週間前まで雪崩で1ヶ月以上閉鎖されていた。その時は、北上するためにはBishopからCA168へ迂回する必要があったと聞いている。雪崩が起きそうな山の斜面が連続している。


 Bishopから北上すると、Crowley Lake, Mammoth Lakes, Mono Lakeなど「xxLake」の標識が多くなる。スキーを楽しむ観光客の車が目立つようになってくる。車の多くはMammoth Lake方面へ流れていく。更に、北上すると緑の平原が見られるようになってきて、牧場も見える。ネバダ州とカルフォルニア州の州境に近い。左にシエラネバダ山脈の神々しい岩肌の山々が壁のようにそそり立っている。青空と雪山の白さのコントラストが美しい。日本にいたときに、US395のドライブで思い描いていた光景だ。それが、今ここにある。

  


 US395はクネクネと荒野の中を貫いている。どの車も時速120kmくらいで、ビュンビュン爆走して行くが、片側2車線で前方の車と十分な車間距離をとっているので圧迫感はない。車の種類はいろいろだが、乗用車なら日本車が圧倒的に多い。6割以上か。そうこうしている内に、風景が田舎的から都会臭くなってきた。途中、US395を左折してRiverview Drに入り、CA88に乗るつもりだったが、その左折地点にあるはずの7-Elevenコンビニをまだ見ていない。時間的にはもう過ぎてしまった感じだ。現在位置を把握するために近くのMcDonaldの駐車場で停車。iPad miniをWiFiに接続。現在位置はネバダ州のCarson Cityだ。やっぱり、左折予定地点を過ぎてしまっていた。Google mapを見ると、20分以上行き過ぎた地点にいることがわかった。


 UターンしてUS395を南下し、GardnervillのGSでガソリンを満タンする。しばし休憩。左折地点を確認してから、再出発。これから山の越えの道になるはずだ。US88からUS89に入ると、風景は峠上りに変わった。進むにつれて、標高が上がっていく。雪の山斜面が目につくようになってきたが、道路表面は乾いている。片側に車線の左側車線の車は、クネクネ道路を何のそので、結構な速度で追い抜いていく。峠に入ってから、40分ほどして峠を下りきって一安心。US50を快調に飛ばす。


   14:30 Cameron Parkの宿に到着。宿は改築中と言うことだが「部屋は広くていい感じ」。と思ったが、F1で駐車場に近く(翌日の早朝4:00ごろ音楽ガンガン聞こえる。泊り客の車が到着したのか?)

 到着後、近くのスーパーで食料品購入。スーパーForkLiftに行ってから、街の周辺をドライブするが、住宅街の細い道に迷い込んで迷子状態になる。簡単に戻れると思ったが、住宅街は丘の上にあり、各家々の周囲は高い樹木で囲まれていて見通しが悪い。近くに人の姿もない。

 来た道戻ることにする。メインストリートに出てからGSで道を聞くが、混乱してCA50に入ってしまった。一区間乗って、次の出口で降りて逆戻する。この時、US50の「Cameron park」の標識で、方向感覚がリセットされた。無事、宿に戻る。なお、Cameron Parkは高級住宅街AirParkで有名。自家用飛行機が格納できるガレージ付き住宅街で、住民は飛行機通勤しているとか。。


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4:30 起床。Google mapで今日のルートをチェックする。昨日のように、道がわからなくなると最悪だ。ルート上の間違いやすい地点をチェック。ぐだぐだして時間を過ごす。外はまだ暗い。日出が6:00ころなので、5:50に宿を出る。US50の車の数はまだ少ない。交通標識を見落とさないように気をつける。みんな左車線を使って追い越して行くが、慣れるまでこのままのペースで進む。道路脇に車が止まっていた。故障車か?前の車が急に右車線に車線変更した。と思ったら、走行車線上に30cmほどの黒い物体があった。バーストしたタイヤ破片だ。タイヤ破片に乗り上げずに、何とか危険回避。


 Sacramentを過ぎる。結構たくさんのジャンクション(JCT)の標識がある。直進してベイブリッジを通過。US101に入る。「空港行き」の標識を見つけてレンタカー返却へ。レンタカー会社名の案内に進んで、係員に誘導されて停車。返却完了。ガソリンの不足分はクレジットから引き落とされると言うこと。時刻は9:00で3時間のドライブだった。羽田に向けたJAL便は12:00、ロビーで一休みしよう。少し疲れた。今はしばらく車を運転したくない気分だ。


雑感:アメリカの郊外はやっぱり楽しい。その広大なスペースと自然が魅力だ。そして親切で優しい人々。円安(132円/ドル)+米国物価高で、レンタカーとフルーツ以外はどれも「高い!」。4年前の2倍になっている肌感覚だ。本当に、旅行者に厳しい状況になってしまった。