8:30-14:30 晴れ。気温23℃、湿度85%。清岳荘駐車場に車20台ほど。12年ぶりの斜里岳。記憶を頼りに進む。沢(一の沢川<チエサエトンビ川<斜里川)沿いを、樹木のピンクテープと岩のペンキに従って進む。沢沿を何度も徒渉を繰り返して高度を上げていく。登山靴の底が濡れる程度。大半の岩・石は安定している。
頭上に張り出した樹木と足元の岩石に注意を払いながら登るが、今日は蒸し暑くて額から汗が噴き出してくる。体力的にも神経的にも疲れた。早く冷たいシャワーを浴びたい気分だ。今回は「馬の背」まで。ヤマブキショウマ、オガラバナ、ウコンウツギ、オオバタケシマラン、ミヤマセンキュウ、ハルザキヤマガシラ、チシマフウロ、シナノキンバイソウ、チシマヒョウタンボク、マイズルソウ、ハクサンチドリ、ハイマツ。
今回、初代清岳荘跡地を知った。「下二股」の少し手前で、3畳ほどのスペースが残っている。清岳荘の写真には「昭和30-31年建築」とある。当時を想像すると大変感慨深い。山頂にも、ロシアの南下を監視するために昭和11年(1936年)前に建てられた小屋があったという。資材は馬や人力で担ぎ上げられたとある。これを知りえたことが今回の最大の収穫。山開きは6/30(日)だ。
