2024/08/18

暑寒別岳


07:50 駐車場に車8台。全員出発済みの様子。立派な山小屋。空は雲に覆われていて小雨模様。

08:10 登山口。霧雨。まず焼立パンのようなキノコx2。熊の糞。山道は尾根伝いにほぼ一直線に
     延びている。歩きやすい。途中、晴れ間が多くなった。4合目から斜度増す。ここで 5
     合目で男性1名追越す。快調。6合目からロープ張りの急登。8合目扇風岩。ここから山
     頂までのルートが一望できるが、山頂まではまだかなりの距離がある。残り時間を考え
    て登頂を断念仕けたが、天候は晴れ。夕方でも森の中は明いと考えて前進。笹原のコル、
     250mの急登(このコース最大の難所)。箸別コース分岐点を過ぎる。数個の大岩と石詰
          みのケルン、榛松帯を抜ける。

12:30 山頂到着。誰もいない。ここまでに下山者10名ほどとすれ違う。10分ほどして、先ほどの
    彼が到着。微風。上空にたくさんの赤トンボが回っている。どこか秋の気配を感じる。
          真新しい登山靴を脱ぎ、足を開放する。下半身に疲労感が出てくる。パンとジュースで昼
    食。今回は素晴らしい展望と天候に恵まれた。前回の箸別コースと雨竜沼コースの時より
    も、遥かに気分爽快だ。

13:20 下山開始。8合目あたりで左足膝裏に痛みが走る。ペースダウン。急斜面を滑って転ばな
    いようにゆっくり降りる。まずは6合目、次に3合目を目指して下山する。3合目地点で
           1.5Lあったハイドレの水が無くなったが、咽は渇いていない。問題なし。
              先ほど会った登山者が後ろから追いついてきた。「大丈夫?」「水いらない?」と、声
    を掛けてくれた。丁重にお断りした。彼は登りと違って下山は元気なようだ。「あっ」と
    いう間に後ろ姿が見えなくなった。最後尾になってしまった。

16:00 予定より2時間遅れペースだ。駐車場到着は17:00時前後か?登りに約4時間かかった。
    このペースだと下りも4時間か?。焦りは禁物。転倒は最悪。安全優先、マイペースで下
       山する。この疲労感は、2013年に標高年の「ニぺソス山」に登ったとき、下山最後の3Km
          区間の歩みに似ている。下半身の80%が精根尽きた状態。太股、膝裏、足裏の筋肉痛がキ
           ツイ。考えて見れは、今回は7月上旬以来の山行になるので、足の筋力が十分でなかった
     かもしれない。今は兎に角、早く冷たいシャワーを浴びてサッパリしたい気分だ。
     しかし、今日の天候は出発時の予想に反して、5合目あたりで回復。山頂から、青空
    と周囲の山々の緑を堪能できた。この天気は今回が初めてだ。頑張った甲斐があった。熊
    の気配も、1合目あたいに熊糞があっただけだ(箸別コースのときは10ヶ所以上に熊糞
    や地面の掘り起こしがあった)。アブに3ヶ所刺される。急登で箸別より1.5倍キツイ印象
    だ。しかし登山道は整備されていて歩きやすい。

17:00 駐車場到着。どうも、彼は心配して待っててくれたようだ。山小屋横の冷水で顔と登山靴
    を洗いながら、数分間話をして別れる(体重1Kg減、筋肉痛は3日間続いた)。
エゾアジサイ、コツブダケ、オオカメノキ、エゾリンドウ、ハイオトギリ、ハクサンボウフウ?、チングルマ、ヤマハハコ、タカネトウウチソウ