2017/06/14

湖の釣り

 6月になると、心は山へ湖へと向かう。周辺の大半の山は6月に山開きがあるし、6月は虫たちの羽化シーズンで、これに合わせて魚たちの酒池肉林がこの広い湖岸のどこかで開催される。別名スピナーフォール。フライフィッシャーマンたちの羨望の一時だ。だから、このスピナーフォールの場所と時間を求めて、彼らの心も体も落ち着かず右往左往しだす。もっとも今年は昨年の台風で、林道や登山道は土砂崩れや倒木で通行止めになっているところも多いので、行き場は限定的だ。
 この大きな水溜まりの林道も6月になってから、やっと林道ゲートが開放された。昨年の台風通過後に水位が50cm以上上昇して満水状態だったが、今回はその影響を確認することも兼ねて湖へ行ってきた。無風状態の湖はまったく水たまりで釣りは厳しい。この時期、岸近くの小さなライズの大半はQちゃんだ。が、稀に狙っていた魚にも会える。その1匹が50cmクラスだった。木の葉の裏にまだモンカゲは見られない。