2017/09/13

ヘッドフォーンのインピーダンス

 数十年ぶりにヘッドフォーンを購入した。ヘッドフォーンやイヤフォーンで音楽を聴きながら歩く若者の姿は、すでに当たり前になっているが、製品も様々なタイプのものがあり、価格は数千円から10万円を越えるものまであるようだ。欲しいものはオーディオ用でアンプに接続して使うタイプだ。これも日本製から外国製まで色々ある。昔、パイオニアの密閉型を使っていたがあれは鼓膜が疲れた。
 今回はオープン型を購入する。音が少し外部に漏れるが、耳の負担は小さい。購入時に注意すべきことはアンプ側で指定されているインピーダンス値を持ったヘッドフォーンを買うこと。これを間違えても聞こえないわけではないが、ヘッドフォーンへの伝送効率が落ちるということだ。ただし、インピーダンスが数百ΩのヘッドホーンはiPhoneなどに接続しても必要な音量は出ないだろう。
 原理は、アンプ端子から見た入力インピーダンスと、ヘッドフォーンのインピーダンス(出力インピーダンス)が一致したとき、電送効率が最大になると言う理屈によるらしい(これをインピーダンス整合と言う)。なお、インピーダンス とは交流回路特有の概念であり、直流回路の「抵抗」に相当するものだ。インピーダンスが大きいと電流は流れづらくなる。
 オーディオに関しては買い増しはこれで終わりだ。これからは、好きな時間に、すきな音楽をじっくり楽しむようにする。まず始めは、ゴールドベルク変奏曲(グールド演奏)にしよう。